フランス人の夫の浮気がメールのIPアドレスから判明した体験談です。
この体験談を紹介してくれたのは、32歳、主婦の女性で、当時、アメリカ在住です。
夫の職業は大学病院での研究職です。
驚きだったのは、夫の浮気相手が誰であったのかということです。
単純な妻以外の異性に惹かれての浮気ではありません。
大変、貴重な体験談を提供して頂きました。
フランス人の夫の浮気がメールのIPアドレスから判明
私は現在違うパートナーと結婚していますが、以前他のパートナーと結婚しており、離婚を経験しました。
そのときの離婚の原因がパートナーの浮気の証拠をつかみ、現場を押さえたことが離婚の決め手となりました。
そのときのお話をしようと思います。
夫とアメリカで生活
元主人はフランス人で当時、アメリカの大学病院への研究職が決まったため、私と二人でアメリカで生活をしていました。
アメリカへ行く前は日本に住んでいましたが、そのときから時々有給休暇をとってちょこちょこと2週間ほど、実家に戻らないといけないあらゆる理由を口実にフランスにある実家に戻っていたのです。
義母の調子が悪いこと、フランスでの手続き関係でいったん戻らないといけないことなど、いろいろとこちらがフランス語がわからないことを理由に口実を作っては実家に戻っていたのです。
そして、アメリカに赴任してからも同じで、有給をとって10日~2週間ほどフランスの実家に戻らないといけないと、1年に数回、多いときは2ヶ月に1度1週間ほど、戻っていたんです。
義母が病気がち、というのがよく理由になっていました。
私はフランス語ができませんし、義母はフランス語しかできません。
私は英語を話しますが、義母は英語は話しません。
ですので、確認もできなかったので、彼の言葉を信じるしかなかったのですね。
そして、フランスにいる彼からは、ほぼ毎日メールもきていました。
電話はほとんどありませんでしたが、帰る日程もわかっていたし、信じていました。
メールのIPアドレスを調査
ですが、ふとしたときに、フランスに戻るたびに送ってくるメールのIPアドレスを調べたのです。
IPアドレスがいつも同じでしたので、実家のインターネットだと思っていました。
ですが、IPアドレス先は日本、神奈川県鎌倉市。
いつも同じIPアドレスですし、日本に住んでいたときの場所とはかなり遠いですし、鎌倉市には知人さえもいません。
そして、主人が帰国し、彼がいないときにパスポートを確認すると、やはりフランスへの入国、出国の形跡はなし、代わりに日本への入国と出国が確認されました。
日本にいるときからちょこちょこ戻っていたはずの、フランスの実家。
すべて、この鎌倉市のIPアドレスですし、フランスへの出入国の記録は見つかりませんでした。
悶々とした気持ちで2ヶ月ほど過ごし、本人に言っても絶対に認めないだろうし、逆切れをされるだけだと判断した私は徹底的に証拠をあげてから切り出すことにしました。
そして、またフランスの実家に戻ると言い出したので、彼に合わせて信じるふりをし、送り出しました。
親友の彼氏の探偵に浮気調査を依頼
そこで、アメリカにいて何もできなかった私は、東京に住む親友の彼氏が探偵をしていたため、その探偵さんに依頼をし、主人の行動を見張ってもらい調査をお願いしました。
飛行機の詳細時間、到着時間など、こちらが提供できる情報は親友を通じて探偵さんに流しました。
そしてわかったのが、やはり日本に愛人がいたということです。
日本に住む、日本人の50歳前後の独身女性が相手でした。
どうやら、資金面やコネの面で主人を囲っていたようです。
某有名医大の客員教授という才媛で、地位も名誉もお金もある人のようです。
インターネットでググるとたくさん情報が出てくる方でしたし、写真も見ました。
美人とはいえない、はっきり言って冴えないおばさんの風貌でしたが、地位も名誉もお金もコネもほしい主人には逃したくないターゲットで、外国人医師として日本でもアメリカでも出世をするチャンスをものにしたかったのでしょう。
正直、研究職なんてお金もたいして儲かりませんし、アメリカへの研究職としての赴任も現地のコネを待っていたようなものです。
探偵からの情報、資料を夫に突き付ける
そして、帰国した主人に証拠を突きつけるために用意した探偵からの情報や資料を集め、帰国後、彼に突きつけました。
法的な手段も検討中であることも伝え、相手の名誉や地位も考えると、外国人の若い駆け出しの研究員を囲っているのも彼女の地位を脅かすでしょう、と。
絶対に修羅場になると思いましたので、スーツケースにいつでも出られるよう荷物もまとめていました。
家を追い出される
案の定、修羅場になり、私は豪雪のマイナス20度を下回る中、暴力を振るわれ、突如、家を追い出されました。
そしてホテルを転々とし、自営業をしていた知人の家に住み込みで働くようになりました。
その後は彼とは離婚の話の件を進めるためにメールなどで連絡をとったり、彼のいないときに荷物を取りに行ったりして、別居となりました。
その後
その後もめにもめましたが、協議離婚しました。
というよりも、脅しやDVを受けながら一方的に郵送にて離婚届けを出され、受理されてしまいました。
現在も元主人はその愛人年配医師に囲われているのかどうかわかりませんが、その女性が客員教授をしている大学病院にて非常勤講師を毎年更新しながらやっています。
浮気の証拠を徹底的にそろえたのに、相手と元主人に法的措置や復讐ができなかったのは心残りです。
管理人の解説
大学病院の研究員や医大の教授というのは、男女関係なく浮気している人の割合は多いです。
ですが、直接、このような体験談を聞ける機会はほとんどありませんので、貴重でした。
この体験談では、IPアドレスからフランスではなく、日本からメールが送られていることがわかり、夫の嘘を見破る手掛かりとなりました。
IPアドレスは、国によって帯域が異なりますので、メールのヘッダーから読み取ることができる可能性があります。
この女性は、浮気の証拠を掴みながら脅しやDVを受け、一方的に離婚させられてしまったとのことですが、弁護士を通せば法的措置は取れたと思います。
ですが、もう精神的に疲れてしまったのか、国際的な問題ですので、弁護士の都合が悪かったのかもしれません。
ただ、浮気され、脅され、DVまで受けて慰謝料請求できなかったのは、痛恨の極みです。
このケースでどうすればよかったのかは、判断がしづらいですが、まずは優秀な弁護士に相談することでしょう。