借金して行方不明になった人を興信所に失踪者捜索してもらった体験談です。
この体験談を提供してくれたのは、埼玉県さいたま市在住、29歳、職業はマーケティングコンサルティングの男性です。
お金を貸した金額が少額であれば、興信所に失踪者捜索を依頼するのは、損になる可能性が高いです。
ですが、今回のケースでは、この男性以外にも被害者がおり、借金の総額もかなりの金額になっていました。
数十万円以上の借金をして行方不明になった人を探している方は、是非、この体験談も参考にしてみてください。
借金して行方不明になった人を興信所に失踪者捜索してもらった体験談
ネットで知り合った人にお金を貸す
当時SNS（mixi）のコミュニティで知り合った人達と仲良くなり、1年程複数人でよく集まっていました。
ある日、その仲間のうちの1人が「家賃更新のタイミングだが、お金がなくて困っているので10万円程貸して欲しい」と私に相談してきました。
元々ネット上で知り合った人間で、実際の家や周りの人間を知っているわけではなかったので、
・携帯電話のアドレス帳のコピー
・借用書
・免許証のコピー
を貰う事を条件に、5万円の2ヶ月返済の予定で10万円を貸しました。
連絡が取れなくなる
返済の期日までに何度か遊びに行くこともあり、その時は普通にしていましたが、いざ返済期日になると、電話は着信拒否、SNSではブロックされてしまい、一切連絡を取ることが出来なくなりました。
そこで、グループ内で相談した所、金額は違ったものの、同じ事態になっている人が他にも3名程見つかりました。
3名で警察へ相談に行ったものの、詐欺としての立件は難しいという回答しかもらうことが出来ず、自分たちで探す事に。
私が免許証のコピーとアドレス帳のコピーを取っていたので、まずは登録されていた詐欺師の家の大家に電話をしました。
大家さんからの回答は、「1年前に夜逃げされて、連帯保証人の父親が代わりに支払いをしている。既に解約しているのでうちには住んでいない」といった回答でした。
次に、登録されていた父親に電話をしましたが、「家賃の件を聞いているならわかると思うが、こういった電話が多すぎて完全に縁を切っているので私には関係ない」という回答。
他にも登録されていたアルバイト先等の連絡先に全て連絡をしていきましたが、ほとんどの場所で何かしらの問題を起こして既に逃げた後となっていました。
接触に成功する
詐欺師のSNSのアカウントで、私たちはブロックされていましたが、アカウント自体は使用されていたので、私たちが新しく別人を装ったアカウントを作成して、接触することに成功しました。
待ち合わせの予定をたて、当日本人を捕まえることに成功しました。
ところが、貸した現金のほとんどはギャンブルに使ってしまっており、返済は不可能ということ。
当日返せる分だけ返してもらいましたが、5万円程でした。
私以外の2名が借用書を書いてもらっていなかったので書いてもらい、今住んでいる家をたしかめ、一緒に住んでいた彼女の連絡先を聞き、着信拒否を解除させ、次の返済日を決め、その日は解散になりました。
行方不明になる
いざ返済日になった所で、やはり返済はなく、またしても着信拒否状態に。
彼女に連絡をした所、荷物をまとめて出ていってしまったとの事。
興信所に失踪者捜索を依頼する
SNSアカウントも削除されてしまい、本当に探す手段がなくなってしまったので、興信所に依頼をすることになりました。
3人で1件の案件として相談させていただき、詐欺師からとっていた携帯電話の連絡先、免許証のコピー、借用書、SNSでのメッセージの履歴、SNSに登録されていた本人の顔写真等を全てお渡しし、後は調査依頼を待つことに。
1ヶ月半程で、興信所から連絡があり、詐欺師のアルバイト先と現住所が判明しました。
興信所の方々は、携帯電話のアドレス帳に残っていたアルバイト先などを訪れ、詐欺師につながる人を見つけたようでした。
お金を立て替えてもらう
私たち3人でアルバイト先に行き、詐欺師を呼び出した所、青い顔をした詐欺師が出てきました。
様子がおかしいことに気付いたアルバイト先の店長も出てきて、話をすることに。
この時の相手のアルバイト先が麻雀店であり、警察をその場に呼ばれる事を嫌がった為か、店長が代わりに私たちへの支払いを立て替えてくれるという話になり、私たちは無事貸していた金額を取り返すことができました。
興信所には着手金と成功報酬で15万円程お支払いしましたが、3人合わせて50万円程返してもらう事が出来たので、結果的にお願いしてよかったと思っています。
管理人の解説
借金して行方不明になった人を探すのは、とても大変です。
なぜなら、借金して行方不明になった人は、決して捕まりたくないですから、必死に身柄を隠そうとするからです。
ただ、確かに、一般の方の簡易的な調査でも見つかる可能性はありますので、上記の体験談のようにまずは自分で探してみてください。
それでも見つからない場合は、探偵・興信所に失踪者捜索を依頼しましょう。
ここでの注意点は、借金額よりも調査費用の方が上回ってしまっては、何の意味もないということです。
ですので、必ず調査費用の方が下回る探偵・興信所を探す必要があります。
しかしながら、ただ単純に調査費用が安いという探偵・興信所を探してはダメです。
なぜなら、1時間の調査費用が激安だったとしても、調査能力がない場合、無駄に長引いてしまい、結局はかなり高額になってしまうというケースがあるからです。
ですので、失踪者捜索の調査能力がある探偵・興信所でなければなりません。
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