ファッション関連の商社マンの夫の浮気で離婚した体験談です。
この体験談を提供してくれたのは、当時、28歳、大阪市中央区に住んでいた女性です。
夫は30歳で、ファッション関連の輸入商社で働いていたとのことです。
商社は大手の総合商社から、専門商社までありますが、全体的に浮気する男性は多いです。
というのも、体育会系の男性が多く、合コンやパーティー、飲み会に出席しては、女性を口説くということが行われています。
それに女性側も、商社マンに対して好意的なことが多く、モテるのです。
そのため、浮気のハードルは低く、妻としては困ってしまいます。
今回の体験談も、そんな商社マンの夫を持った妻の話です。
ファッション関連の商社マンの夫の浮気で離婚した体験談
商社マンとして有能で、モテた夫
若い頃に一度離婚した理由の一つが前夫の浮気でした。
彼は大学卒業後、入社した商社でメキメキ腕を上げ、優秀な人材として上司からも信頼されていました。
甘いマスクに、イタリアブランドのファッションを粋に着こなす彼は社内の内外で結構、女性から人気があったようです。
バレンタインデーや誕生日などには必ずといっていいほど、いろんなプレゼントを紙袋いっぱいにして帰宅していたのを思い出します。
そんな彼とは共通の友人の紹介で知り合いました。
友人からは女友達も大勢いるよ、と一応は教えて貰ってはいたのですが、実際、付き合っている2年の間、女性のことでトラブルになるようなことは全くなかったんです。
それで結婚を決意しました、と言うより、結婚をして貰えたと言った方が正しいかもしれません。
実は、私は結婚前に前がんの診断で卵巣や子宮を全て摘出していました。
もちろん、夫はそのことを承知の上、私を選んでくれたのです。
2人で生きている夫婦は世の中にいくらでもいる、気にしないと言ってくれた前夫。
このことだけは今でも感謝しています。
仕事が忙しくなり、出張が増える
結婚後、仕事が忙しくなった前夫は国内や海外への出張が増えて行きました。
2週間、3週間と長期に亘る出張を前夫は疲れた顔一つ見せないどころか、それすら楽しんでいるように私には思えました。
一人で過ごす時間が多くなっていましたが、それでも夫を信じて待っていました。
帰国するたびに珍しいお土産を買って来てくれたり、現地の話しを聞かせてくれたりしましたので、それがいつの間にか私の楽しみの一つになっていました。
胸のポケットに紙切れを発見
前夫の次のイタリア出張が決まった頃のことです。
ある日、洗濯をしようと夫のシャツを手にした時、胸のポケットに入った四角に折りたたんだ紙切れを見つけてしまったんです。
何だろうと開いてみると、可愛い丸文字で書かれた女性からの、”おねだりリスト”でした。
誰でも知っているイタリアの有名ブランドの衣服やアクセサリー、バッグに靴などが、達者なイラストと矢印でまとめられていたんです。
そして、最後に、”早く会えるのを楽しみにしている”と言ったような内容が書かれてあったと記憶しています。
名前はしっかり記されていました。
大変なショックでしたが、前夫にはもちろん、誰にも相談しないまま、何事も無かったようにやり過ごしました。
そのメモ紙を破棄せずに、洗濯後に再びシャツのポケットに戻した当時の心境は混乱し過ぎた余り、他に何も考えられませんでした。
イタリア出張から帰宅した夫のトランクの中身
その後、2週間のイタリア出張から帰宅した彼は、トランクから私へのお土産を差し出してすぐ、シャワーへと向かいました。
やはり、神様はおられたんですよね。
悪いことは出来ません。
夫が閉めたトランクのファスナーに何かが挟まっていました。
私は只、ファスナーを単に閉め直そうとしただけだったのですが、それが悪夢の始まりでした。
トランクの中身は私があの日、目にした紙切れの通りの有名ブランドの衣服や下着、アクセサリー、バッグに靴など、タッグ付きのままでナイロン袋に雑然と入れられた豪華な彼女へのプレゼントの数々。
開いた口が塞がらないとはこのことでしょうね。
夫には何も言わず、次の朝、実家へ帰りました。
その後、離婚
離婚した後で耳にした話しですが、前夫はファッションメーカーのデザイナーと真剣に交際していたようです。
海外出張にも一緒に出掛ける機会もあったと聞きました。
私は何も要求せず、協議離婚が成立した日に一言、全てを知っていたと彼に告白しました。
前夫はその後、再婚して双子の男児を授かっています。
前夫の浮気で破たんした私の最初の結婚ですが、もう少し感情をもろに出して、怒りをぶっつけた方が良かったのか、時々、考えたりもする今日この頃です。
管理人の解説
商社マンは体育会系で、遊び人が多く、チャラい印象を持っている人も多いと思います。
結婚前であればそれでもいいのですが、夫となった後もチャラいままで、遊び呆けて浮気された日には堪ったものではありません。
ただ、商社マンは国内外問わず、出張が多く、帰る時間も遅いため、浮気しているのかどうか調べるのは困難であることも多いです。
この女性のように、偶々、紙切れを見つけたり、友人からの密告などがなければ、ずっと気づかないままの可能性もあります。
それならそれでいいと思う女性もいると思いますが、それでは困るというのであれば、何とかして浮気の証拠を掴みたいはずです。
そんな時には、探偵事務所に浮気調査を依頼するか、自分で浮気の証拠を集めるしかありません。
いずれにせよ、何か行動に移さなければ、証拠を掴むことができません。
商社マンと結婚したことで、周りから羨ましがられたり、勝ち組だと思われたりしていて、今更、離婚なんて考えられないかもしれません。
ですが、そんなチャラい夫と一生、夫婦でいることに幸せがあるのか考える必要があります。
もちろん、夫の浮気が確定したからといって、すぐに離婚となる訳ではありません。
夫婦関係を修復して、やり直すことも可能です。
どちらを選択するにせよ、まずは浮気の証拠を掴むことです。
その後、離婚するか、やり直すか、どちらかの決断を下しましょう。