男性の素行調査と別れさせ屋の依頼を探偵に依頼・相談した体験談です。
この体験談を提供してくれたのは、大阪府茨木市在住、41歳の会社員、事務員の女性です。
探偵に調査・相談したのは、10代の頃ということで、20年以上前の出来事です。
別れさせ屋というのは、未だにやっている業者もありますが、法律に引っ掛かる可能性が高いため、現在は利用しない方がいいです。
それを踏まえて、この体験談をお読みください。
男性の素行調査と別れさせ屋の依頼を探偵に依頼・相談した体験談
友人の姉の彼氏の調査を探偵に依頼してくれないかと相談を受ける
昔、まだ10代だった頃ですが、友人の頼みで探偵社に依頼しに行った事があります。
内容は友人のお姉さんが付き合っていた男性の調査と別れる様に仕向ける工作の依頼でしたが、友人と彼女のお母さんは探偵社を訪ねる勇気がなく、私にお鉢が回ってきた、という感じで赴く事になりました。
当時、まだ成人していなかったので、舐められて話しを聞いてもらえないと困るので、ウィッグを着け、化粧品し、随分背伸びした服装とサングラスという出で立ちで向かったのを今でも覚えています。
恐らく、そんな事しても怪しいだけだったんでしょうけど、当時はまだ子供で、それでも子供なりに一生懸命だったのです。
探偵に相談・調査の依頼をする
訪ねたのは市内にある探偵社で、残念ながら名前は覚えていませんが、ほんとよくある雑居ビルの一室に居を構えたこじんまりした感じの探偵社で、中は小さなオフィス風でした。
事務員さんなのか、助手なのか調査員なのかはわかりませんが、女性の方がお茶を出して下さり、50代くらいの男性と職員室にある様な机で話しをしました。
なんというか、正直、パッしない感じの男の人だな、という印象で、信頼出来るかどうかその場では判断出来ない程、普通の、よくいるちょっとヨレタ上司風の方でしたが、説明は分かりやすく、丁寧でした。
聞かれたのは、別れさせたい相手の名前、住所、会っている頻度、出身校等、知っている事全てで、それによって料金が変わるというお話しだったので、知っている事をなるべく詳しく伝えました。
友人の姉では仕事を受けて貰えない可能性があったので、自分の姉、というていで話しを進め、お姉さんに会っていない間の彼の行動についての調査も同時に依頼した場合の料金について聞くと「初期費用30万」との返事でした。
調査のみの場合はそれに追加で経費が最大で20万程かかる事、別れさせる事に成功した場合は、成功報酬40万プラス経費がかかる事を説明してくれました。
とりあえずその話しを持ち帰り、友人と友人のお母さんに伝え、後日、初期費用を友人のお母さんが振込み、私が探偵社へ連絡して、とりあえずまずは調査のみをお願いしました。
正直、どのくらいの相場なのか不明でしたし、今ほどインターネットが普及していなかったので詳しくはわかりませんが、私的には、そんな大金払ってまでこんな事しなくても、お姉さん賢い人だから大丈夫だと思うんだけどなぁとか、思っていましたが、よその家庭の事情なのでそこまで口を挟む訳にもいきません。
調査結果
それから1週間程して、結果報告をしたいとの連絡があり、近所の喫茶店で女性の探偵さんに会うと、写真や細かい行動記録が書かれた書類を渡され、調査の続行及び別れさせ屋と呼ばれる行為を行うかどうかの確認をされました。
費用の説明は最初に受けたものと同じだったので、悪徳業者ではなさそうかな、という印象でとりあえず書類を持ち帰り、友人に渡しました。
別れさせ屋については、費用が高額になるという事で断念したようで、とりあえず調査はそこで終了となりましたが、初期費用で全て賄えたとの事で、追加で料金を請求される事もありませんでした。
友人から聞いた調査内容では、お姉さんの彼は見た目はちょっと派手でチャラいですが、特に行動に不審な点はなかったそうです。
その後
ちなみにですが、その2年後、お姉さんはその彼と結婚し、2人のお子さんを見事成人させていますので、あの時、お母さんが更に奮発して別れさせたりしなくて良かったなという感じではありますが、何か問題が起こる度にあの時ケチったお金についての愚痴を聞かされると友人が言っていたのを覚えています。
当時、別れさせ屋というワードがワイドショーでもよく取り上げられたりしていましたし、きっと流行りに乗ってしまっただけなんだろうな、とは思いますが、頼んだ先が悪徳業者じゃなくてほんとに良かったな、と今でも思います。
知らなかっただけで実は悪徳業者だった可能性もありますが、古臭いビルに安っぽい机の並んだオフィスはいかにも零細探偵社という感じで、とても印象的でした。
管理人の解説
ページの冒頭でも書きましたが、現在、別れさせ屋を利用するのは危険です。
大手で、有名な探偵事務所であれば、別れさせ屋や復縁工作といった法律に引っ掛かる可能性が高い行為は引き受けていないことがほとんどです。
また、親族や婚約関係にある人以外での調査もできません。
調査を依頼する場合は、必ず本人確認されますので、そのことは覚えておきましょう。