窃盗で逮捕された元彼氏からストーカー被害を受けた体験談です。
この体験談を提供してくれたのは、埼玉県さいたま市在住の37歳の女性です。
現在は、うつ病のため闘病中とのことです。
ストーカー被害を受けたのは、今から8年ほど前とのことです。
一体、どのような経緯でストーカーを被害を受けるようになったのか、詳しく見ていきましょう。
窃盗で逮捕された元彼氏からストーカー被害を受けた体験談
当時、付き合っていた彼氏が窃盗の罪で逮捕される
私が21歳の時にお付き合いしていた男性(当時勤めていた会社の元同僚)が、ある日、なんの前触れもなく、突然、警察に逮捕されてしまいました。
「警察に捕まった。メールできない、もう電話もできない、さようなら」
彼はなんと、私の知らないところで窃盗を繰り返していたのです。
しかも、過去にも窃盗を繰り返していて、少年院も何度も入っていたため、執行猶予でした。
そのような話を初めて聞いたので、本当に驚きました。
彼は、会社ではとても誠実で、仕事もきちんとこなしていた人でした。
スーツを着て眼鏡をかけていて、いかにも真面目そうで、そして誠実で優しかったから惹かれたのです。
私が告白して、彼の方も私が好きだったと言ってくれて付き合うことになりました。
しかし、とてもそのようなことをしていたとは信じられない人でした。
そんなの見た目でわかるはずがないのですが、警察の方や裁判所の検察官には「彼女なのにわからなかったのですか?」と失礼なことを言われて「それは無理です!」と言い返しました。
彼の親御さんさえ分からなかったというのに、なぜ彼女の私がわかるのだろうと思いました。
どうして女性だからといって、見た目で判断できなければいけないのでしょうか。
それに後々、私には発達障害があると診断されることになりますが、発達障害を持っている人間にとってはその人間がどういう人かを判断することは、一番難しいことです。
それでも、その時点ではまだその彼氏を信じていまして、好きでした。
彼も「もう二度と悪いことはしない」と反省の様子を見せていたので、刑務所に入ってても数年は待つことにしました。
しかし、警察が調べたその後も全く知らない交通事故を起こしていたりと、余罪が増えてきたため、流石に彼への不信感が100%になってしまい、自然消滅という形で彼に黙ってその彼氏との関係を終わることにして、数年後、別の男性とお付き合いをしだしました。
しばらくは、新しい彼氏とのお付き合いは順調で幸せでした。
元彼氏から誕生日に電報が届く
すると、ある日、私の誕生日に全く知らない電報が届いたのです。
電報をくれたのは、刑務所から出所してきた元彼でした。
私の心に戦慄が走るのがハッキリ分かりました。
とても迷惑で気持ちが悪かったので、その電報は即効で送り返しました。
無言電話が掛かってくる
しかし、その日、無言電話が夜9時頃にかかってきます。
その後も無言電話がくり返しかかってきます。
しかも必ず非通知です。
元彼だと直感しました。
その時、お付き合いをしていた彼氏は「守ってあげるよ」とは言ってくれたのですが、彼にまで危険が及ぶと大変なことになります。
実際に元彼は「今の男はしっかりしてるようだけど、随分おっさんだな」と、余計なお世話なことを言われました。
私はそれが元でうつ病を発症してしまい、その彼を守るためにやむなく別れました。
屋根の上を人が歩いている音がする
それ以後も、道を歩いていると、なんだか後をつけられているような感じがする、屋根の上を人が歩いている音がするなど、不気味なことが続きました。
猫や鳥が歩いている音ではありません。
人間なのです。
この音は、ご近所の方も聞いておりました。
自宅は隣家と1階部分はつながっているので、密接していて、屋根を人が歩くのならまたぐことができるのです。
このようなことが続き、とうとう地元の警察に相談しました。
警察はパトロールと口頭注意をしてくれたが…
警察は話を聞いてくれて、私は被害届けを出したのですが、パトロールと口頭注意だけで、その後も無言電話(非通知)は何度かありました。
そして「お前は裏切り者だ」とだけ書かれた手紙が届き、恐ろしくて夜も寝れませんでした。
しかし、よくよく考えますと、私は悪くありません。
裏切ってるのは、その彼の方です。
毅然とした態度で、また警察に訴えて被害届を提出しました。
その後も、数年は私の誕生日に彼から電報が届きました。
もちろん、読みもせずに送り返しています。
あれから8年ほどが過ぎ…
あれから8年ほどが過ぎて、今は特に何の音沙汰もないのですが、未だに、またなにか無言電話などをされたら…と思うとゾッとします。
ストーカー被害に合わないためには、人とそもそもお付き合いをしない、接点そのものを持たないことが大事かもしれません。
特に私のような発達障害を持つ人には、ハードルが高すぎるのです。
極端ですが、そのような決断は重要だと思います。
残念ながら、ストーカーをする人間はどうしてもいるのです。
管理人の解説
今回のケースは特殊でしたが、自然消滅での恋人との別れは、ストーカーになりやすい傾向があります。
ですので、今回のような特殊なケースでなければ、きっぱりと別れを告げた方がいいです。
そうすれば、別れた事実をしっかりと認めることができます。
それでも、機会を逃してストーカー被害を受けるようになってしまったら、一体、どうすればいいのでしょうか?
一つは、この女性と同じように警察に相談することです。
ですが、証拠なしでは、思うように動いてくれない可能性もあります。
そのような時は、探偵事務所にストーカー調査を依頼するのがオススメの方法です。
探偵は弁護士と提携していますので、証拠を押さえた後は、示談交渉や法的手段に訴えることも可能です。
いずれにしても、問題放置だけではダメです。
辛いですが、問題と向き合わなければ、根本的に解決されることはありません。
ただ、一人で戦うのではなく、専門家に頼ることで、精神的にも楽になります。
まずは、どのような道筋があるのか、プロに相談してみましょう。
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