セクハラ常務が会社で、スカート内盗撮のためカメラを設置していたのを発見した体験談です。
この体験談を提供してくれたのは、新潟県上越市在住、22歳の被害女性です。
この女性が勤めていた会社は中小企業のため、直属の上司がこの常務だったようです。
セクハラ常務が会社でスカート内盗撮のためカメラを設置
扱いが難しい常務
昔勤めていた会社での出来事です。
私は経理の部署で勤務していました。
小さな会社でしたので経理は私一人で、上司にあたる人が常務でした。
常務の上には社長がいるのですが、グループ会社を二社勤務しており、私が務める会社にはあまり顔を出さないので、常務が会社の一番上の存在でした。
常務は扱いが難しい人で、自分の思い通りにならないと文句をつけては周りを困らせるようなタイプの人でした。
特に男性社員、新人社員に対しての扱いは酷く、それが原因で辞めた人が何人もいます。
一方で自分のお気に入りの女性社員に対しては、セクハラに近いような行為をしてきます。
仕事に真面目に取り組む日々
当時、私は初めて就職した会社でもあり、期待に応えたい一心で日々の仕事に真面目に取り組んでいました。
しかし、新人で右も左も分からず常務から怒られてばかりでした。
別の部署の女の先輩に相談した所、経理は常務と一番関わる部署だから仕事を覚えるまでは苦しいけど、仕事を覚えれば常務からの信頼も得て、会社で一番優位になれる部署だと教えてくれました。
そして、私は常務からの信頼を得る為、疑問に思った事を聞いたり一歩先の事を考えて行動して、一年経った頃には確実に常務から認めらる経理になりました。
常務からのセクハラ
しかし、しばらくしてから違和感が生まれました。
仕事上、常務の車に乗って移動する事が多いのですが、助手席に座っている私の手を握ってきたり、パソコン作業している私の肩を後ろから揉んだりと、スキンシップにしては行き過ぎているのではないかという行為が頻繁にありました。
また、電話で仕事の話をし、切ろうとすると愛してるや好きなどの言葉を囁かれ気持ち悪いという感情が私の中で生まれました。
いつも相談している先輩に相談すると、「常務は気に入った女性には社員でも取引相手でもセクハラしてくるし、職場にはセクハラに関する紙を貼ってあるが、常務は自分の事は思っていないから、自分がやっている事が女性に不快を与えてないと勘違いしている。」と言いました。
その先輩も電話越しに囁かれたり、異常なボディタッチをされた事があったそうです。
毎日気持ち悪い思いをして仕事をするのも嫌になり、何度も辞めたいと考えました。
しかし、自分のキャリアや次の就職先の事を考えると決断はできず、ただ機械のように働く日々を過ごしていました。
盗撮カメラを発見
入社して3年が経とうとしてた頃、常務のパソコンをふと見たら監視カメラの映像が流れていました。
会社に監視カメラが何箇所か設置されていうのは知っていましたが、映像を見た事が無かったので、興味本位で見てみたら一箇所だけ不自然な映像が目に留まりました。
よく見ると風景ではなく、椅子のような映像でした。
まさかと思い、自分が座っていた椅子を動かして見ると映像も一緒に動きました。
恐る恐る椅子に座って確かめて見ると、ちょうど私の足とスカートの中が見えるか見えないか際どい映像が出ました。
いつからか分かりませんが、私は仕事中、盗撮されている事を知りました。
先輩から社長に報告で、社長「裁判はやめてほしい」
そして、私は会社を辞める決意をし、この事実を先輩に報告しました。
先輩は社長に報告し、私の為に裁判をするべきだと言ってくれました。
社長からは「会社の事も考えると裁判はやめて欲しい」との事で、本来の退職金の金額よりも倍にして私に退職金を振り込むと交渉しました。
当時、私はもう常務の顔すら見たく無かったので、その交渉の案で了承しました。
会社を辞めるために、仕事の引き継ぎ
しかし、経理は私一人の為、新しい正社員を雇い、ある程度の仕事を教えなければいけませんでした。
盗撮の事が私に知られてからは、常務から何もセクハラをして来ませんでしたが、今思うと新しい子を雇い、教えている期間が一番精神的に苦しかったです。
新人の子には、私が今まで常務にされた事は教えていません。
恐らく、当時そこで働いていた従業員は常務の盗撮・セクハラ行為ついて知っていますが、その後、雇った新人の子には教えてないと思います。
それ程、会社にとって隠しておきたい事実ですし、常務を見る目が変わってしまうからだと思います。
常務には社長からのお叱りが当然ありましたが、50歳後半の男性がそんな簡単に変われないと思います。
まとめ
現在、私は違う職場で勤務していますが、あの日の恐怖は一生忘れる事は出来ないと思います。
それ程、盗撮は怖くて気持ちの悪くて、その人の心を傷つけてしまうものなのです。
管理人の解説
会社に盗聴器・盗撮器が設置されている場合、探偵に調査を依頼するにも工夫する必要があります。
今回のケースだと、直属の上司である常務の犯行であったので、この常務に調査の依頼をお願いしてはダメなことはわかります。
ですので、盗撮器・盗聴器発見調査の相談をするのであれば、この場合、社長にしなければなりません。
誰だかわからない場合は、信頼できる人に相談するしかありません。
その後、責任者に相談し、探偵に依頼する流れです。
注意点としては、内密に事を進めなければならないことです。
犯人が内部の誰かである場合、多くの社員に調査の事を知られれば、取り外されるリスクがあるからです。
もしあなたが責任者の場合、部下が安心して働ける職場にするために、一刻も早く盗撮器・盗聴器発見調査をすることです。
もしかして盗撮・盗聴されていると思いながら、業務が捗る訳がありません。
☞原一探偵事務所(公式ホームページ)
(詳しい情報→原一探偵事務所の口コミ・評判・特徴、費用)