ストーカーで変質者の犯人から被害を受け通報、捜査協力した体験談です。
この体験談を提供してくれたのは、大阪府吹田市在住の２５歳の女性です。
結論から申し上げますと、このストーカーは逮捕されたようです。
ですが、事件から１年後のことだったようです。
どのような事件だったのか、ストーカーは何をしたのか、詳しく見ていきましょう。
ストーカーで変質者の犯人から被害を受け通報、捜査協力した体験談
駅のホームで知らない男性から手を振られる
はじまりは私が最寄りの駅のホームに立って電車を待っていた時に、向かいのホームから30代ぐらいの男性に手を振られました。
もちろん、知り合いではありません。
人間違いか、あるいは私が忘れてしまっている知り合いなのか、考えましたが分かりませんでした。
気付かないふりをしましたが、その時から気持ちのいいものではありませんでした。
駅で知らない人に声を掛けられる
しばらくして、最寄りの駅で知らない人に声をかけられ、耳にイヤホンをしており「ナンパかな？」と思い、無視しました。
ただ、あの時手を振っていた人に、なんとなく似ているなと手を振られた事を思い出しました。
私が本当に知らない人なら怖いなと始めて思いましたが、よくある話だと気にしていませんでした。
マンションの下に同じ車が止まっていることに気づく
私は家族と住んでいますが、その日以降、住んでいるマンションの下に同じ車が止まっており、会社から帰社すると決まって止まっている事に気付きました。
降りてくる気配もなく、その車の運転手はいつも居眠りをしているように見えました。
その後、たまたま彼氏と外泊をし、朝帰ることがあり、住んでいるマンションの下まで送ってもらった時に、彼氏に始めて「この車いつも私が会社から帰ってくる時間ぐらいから止まっているんだけど。」と話をしました。
朝その車がそこに止まっているのを始めてみたので「何してるのかな」と何気なく話したのですが、彼氏からは「邪魔だし、いつも車を止めているなら周りにも迷惑だから、続くようなら警察に電話したら。」と言われました。
「変な人だったら怖いから、関わりたくない。」と彼氏に言いながら、止まっている車を見ていると、彼氏が「あの車の人、すごいこっちを見てる」と言いながら、一人車から降りて行きました。
降りて向かった先はいつも止まってる車で、私は何をするのだろうと慌てて助手席から降りようとドアをあけると、「彼氏に待ってろ。」と言われました。
待っていると、いつも止まってる車は走って行きました。
彼氏に何を話したのか聞くと、「マンションの住人の方ですか？」と聞いたそうです。
すると相手は「違います。」とエンジンをかけ走っていったそうです。
「普通のお兄さんだったから心配ないと思うけど、心配だから駅から家まで歩く時は電話してこい。」と言われました。
次の日、事件が起きる
その次の日、会社が終わり最寄りの駅に着き、彼氏に電話しながら歩いていました。
マンションに着く前にコンビニにより、いつもとは違う道を使い、「マンションが見える所まで来たのでもう大丈夫だよ、マンションに入るよ」と言っていたちょうどその時、背後からお尻を強く捕まれました。
一瞬の出来事で私は声も出ませんでした。
「誰？」と思う暇もなく、パッと振り返るとジャージ姿の帽子をかぶった男の人でした。
私は彼氏に「電話で今お尻を掴まれた。全然知らない人、怖いどうしよう」と伝え、パニックになりました。
彼氏に「触ったやつは今どこだ？」と何度も言われ、探すと後ろに居ました。
恐怖で腰が抜けそうでしたが、その場からマンションまで泣きながら走りました。
彼氏は電話を繋いだまま、私の元に向かっているからお前は今すぐ警察に連絡しろと言われ、すぐに通報しました。
マンションのオートロックの中に入り、待っていると、パトカーが何台も来ました。
すぐに私の元に警察官が来て、「大丈夫ですか？触った人はどちらに向かいましたか？」と言われ、触られた時の事を警察官に伝えました。
彼氏もすぐに到着し、一緒にパトカーに乗りました。
「周辺にまだ居るかもしれない」と警察官に言われ、呆然としていると、30台ほどパトカーが来ました。
「私がお尻を触られた事でこんなにパトカーが来るんだ。」と思っていると、パトカーの内線で、女性が同じ付近で胸を触られた事件が発生したと入って来ました。
見た目もジャージ姿に帽子をかぶっていると、ほぼ間違いなく同一人物との事でした。
警察官もどんどん増え、周りの住人もたくさん外に出て来ました。
警察官に「落ち着いて聞いてほしい。もう一人被害に遭った女性の胸に白い液体が付いている」と言われ、「私も確認してほしい」と言われました。
お尻だったので全く気付かず、「白い液体って何？」と呟いていたら彼氏に「精子だと思うよ。」と言われゾッとしました。
警察官に服を確認してもらうと、やはり部分的に濡れており、採取後に濡れたまま提出してほしいと言われました。
怖いのと気持ち悪いのとで、どうにかなりそうでしたが、家に帰り服を着替え再びパトカーに乗りました。
その後、被害届を出し、その日は終わりましたが、もう明け方でした。
その日から朝、夜、毎日彼氏が会社まで送り迎えしてくれ、彼氏が来られない日は彼氏の会社の方が送り迎えしてくれ本当に有り難かったです。
事件から１年が経ち
警察からの連絡も何もなく、そこから1年が経ちました。
警察から電話があり、確認してほしい事があるとの事でした。
警察署に出向くと、10枚ほどの写真を見せられ、「あの時の犯人がこの中にいる可能性もある」と言われました。
私は探しましたが、帽子を被っていたし、もう1年ほど経つからなと思い写真を繰り返し見ていたら、その中に最寄りの駅で電車を待って居た時の向かいのホームから手を振る人が居ました。
私は驚き、「この人昔ホームから手を振られた人に似ている。あの人も変な人だったんですか？」と言うと警察官はびっくりし、何の話か聞かれました。
向かいのホームから手を振られた事、マンションの下に車が止まっていた事、止まっていた車の運転手と彼氏が会話をした事。
警察管は、「もしかしたら、あなたをずっと見ていたのかもしれないね。どういう関係があるか分からないから調べましょう」と言われ、10枚の中から3人犯人に似た人を選び、その日は終わりました。
すぐ彼氏にその話をし、彼氏はマンションの下に止まっていた車の運転手の顔を覚えていると言い、こちらから彼氏にも写真を見せてもらえないかとお願いしました。
警察にも協力してほしいと言われ、自宅に招き、彼氏と一緒に見ました。
彼氏は私と同じ人をこの人が車の運転手と言い、びっくりしました。
警察も眉を上げ、何かを知っているように見えました。
その後、あの痴漢の捜査や白い液体について聞き、警察官からは私ともう一人胸を触られた女性の白い液体のDNAは同じで、液体は精子。
精子のDNAを以前警察に採取された人物と言われました。
その為、犯人は再犯で、以前にも似たような事で逮捕暦があるとの事でした。
再犯という事についても驚きましたが、ホームで手を振っていた男性と、彼氏と話をした男性、そして精子DNAが一致した人がこの写真の中にいるという事が怖かったです。
後日、犯人は逮捕される
警察には「ストーカー後、犯行に及んだ可能性がある」と言われ、後日、犯人は逮捕されました。
やはり、私と彼氏が写真を見た時に選んだ人が犯人でした。
逮捕されてホッとしましたが、刑務所から出てきた時が怖いなと思い、示談にしてほしいと犯人が言っていると、犯人が書いた手紙も警察に見せられましたが、示談を断りました。
その後、刑務所に何年か入ると通知が自宅に届きました。
何年か経ったとしても、犯人が刑務所から出てきた後、私は怖いなと今も思いますが、何より自分の知らない所でストーカーにあっていた、私のマンションの下にまでいた事の恐怖は忘れません。
今も防犯ブザーを持ち歩き、極力出歩かないようにしています。
2度とストーカー被害にはあいたくないです。
管理人の解説
知らない男性に手振られ、話しかけられるだけでも怖いのですが、その後、マンションの下で待ち伏せされ、お尻を掴まれ、精液を付けられるなんて、想像しただけでもゾッとします。
おそらく、この男性の罪は、迷惑防止条例違反及び器物破損罪です。
器物破損罪は、衣服に精液を付けられた時に適用されうる罪です。
逮捕歴があったとのことなので、他にも余罪があった可能性はあります。
このように、誰だかわからない男性にストーカー行為をされるというのは、本当に恐怖です。
危害を加えられる可能性もあります。
そのような時は、早めに警察に相談することをオススメします。
ただ、この女性は迷惑防止条例違反及び器物破損罪の被害に遭った後で、警察に相談していますので、取り合ってくれましたが、その前段階だと対応してくれない可能性も高いです。
そのような時は、探偵事務所に相談してください。
ストーカー行為を立証して、警察に動いてもらえるように取り合ってくれます。
被害に遭う前に、早めに行動することをオススメします。
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