『ストーカーから娘の近況を報告する内容の手紙が来ていた』という体験談です。
この体験談を提供してくれたのは、奈良県奈良市在住、30歳、会社員の女性です。
この女性はストーカー被害に遭い、困っていたけれど、親には心配を掛けられないと最初は黙っていたようです。
ですが、とても恐い思いをして、ついに母親に相談すると、意外にも驚いた表情を見せませんでした。
母親は立ち上がり、娘の前に5通の手紙を持ってきます。
ストーカーから娘の近況を報告する内容の手紙が来ていた
私がストーカーに遭ったのは、20歳の時でした。
私は大学に通いながら、洋菓子専門店でアルバイトをしていました。
そのアルバイト先でストーカー被害に遭ったのです。
バイト終わりに、背後から声を掛けられる
バイトが終わって帰っているとき、背後から声をかけられました。
振り返ると同い年くらいの男性が立っていて、初めましてと言われました。
ナンパだと思った私は無言で歩き始めました。
するとその男性は追いかけてきて、いつもお店で働いているのを見ていますと言われました。
私は「お客様に失礼な態度を取ってしまった!」と慌ててその男性に謝りました。
話を聞くと、彼はよくケーキを買いに来るそうで、いつもたまたま私は接客しなかったようでした。
彼は私のことをやたらと褒めてきました。
明るい笑顔でハキハキと対応する姿が素敵だとか、とても綺麗な目をしているとか・・・。
初対面にも関わらずグイグイくるので、私は少々圧倒されてしまいました。
しかし、私が凍りついたのはその後の言葉でした。
私は電車でバイト先まで通っていたのですが、彼は私の乗る線や最寄駅を知っていたのです。
あの最寄駅は夜は真っ暗で危ないですね、と言った時、私の体は硬直しました。
怖くて彼の方は見られませんでしたが、私は「今日はこの後予定があるので。」と、いつもとは別の電車に飛び乗りました。
電車の窓の向こうに、私をじっと見つめる彼の姿がありました。
その日は家に電話をし、親に車で迎えに来てもらいました。
親に心配をかけてはいけないという思いから、彼のことは言えませんでした。
幸いにもそれからしばらくバイトが入っていなかったので、内心ホッとしていました。
ある日のこと
ある日、友人と食事へ行き、お酒も入って少しほろ酔いになっていた時のことです。
友人が私に小声で「さっきからあの人ずっとこっちを見ているし、付いてきている。」と言ってきたのです。
さりげなく振り返ると、そこにはあの男性がいました。
全身から血の気が引き、目をそらそうとした時、彼がフッと笑みを浮かべたのが見えました。
私はその友人に、以前あったことを話しました。
友人は驚いて「すぐに親や警察に言った方がいいよ。」と言いました。
私が曖昧に笑うと、友人は「あれ?あの男いなくなったよ。」とキョロキョロしていました。
友人と別れ、電車に乗っている時も気が気ではありませんでした。
その日は乗車人数が多かったため、あの男性を探そうにも探せませんでした。
最寄駅に着くと、私は真っ先に降りてベンチに座りました。
彼が乗っているか確かめるためです。
しかし、彼の姿を確認することはありませんでした。
私はホッとして立ち上がり、何気なく反対側のホームを見て、思わず小さな悲鳴をあげました。
彼が反対側のホームに突っ立って、こちらをじっと見ていたのです。
私はすぐに駅から出て、家までの道を振り返らずに走りました。
母に今までのことを話すと
帰宅してから、母に今までのことを話しました。
しかし、意外にも母に驚いた様子は見られません。
それどころか、どこか「やっぱり」といった風な感じがしました。
母は立ち上がり、どこからか持ってきたものを私の目の前に置きました。
それは5通の手紙で、開けてみると「娘さんは男性を交えた食事会に参加しています。○月○日19時」、「娘さんのバイト先に彼女に気のある客がきたので、私が怒鳴っておきました。○月○日」などということが書かれていました。
母はずっと様子を見ていたそうですが、私が打ち明けたことで決定的になったようです。
父に相談し、家族で警察に行く
母は父に相談し、家族で警察へ行くことになりました。
警察ではその手紙と私の証言の調書をとられ、付近をパトロールするという約束で帰らされました。
その日、帰宅するとポストに「裏切り者」と書かれた紙が一枚投函されていました。
それ以来、その男性の姿は見ていませんが、私たち家族は引越しをしました。
管理人の解説
ストーカー被害に遭っていると、手紙が来ることがあります。
内容は、見張っていることを暗示するものや好きと自分の思いを伝えるもの、脅迫など色々あります。
対処法としては、まず警察に相談することをオススメします。
ただ、手紙が脅迫などの内容でない限り、なかなか警察が捜査してくれることはありません。
ですので、根本的な解決にならないことが多いです。
そのような時は、探偵事務所に相談することをオススメします。
手紙の他に、自分がどんなストーカー行為をされているか立証すれば、警察も動いてくれます。
それに探偵事務所は弁護士と提携しているので、示談交渉や法的措置などの対処法を取ることも可能です。
今はまだストーカーからの手紙だけで済んでいるかもしれませんが、このままエスカレートしていけば、危険な目に遭う可能性も高いです。
そうなる前に、犯人を特定し、証拠を掴み、法的に解決することが大切です。
まずは無料相談をしてみましょう。
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