身体的、肉体的な暴力と比較して、なかなか顕在化してこないのがモラルハラスメント、通称、モラハラです。
程度にもよりますが、被害者は大きな精神的ダメージを受け、離婚の原因としても毎年上位に入っています。
それほど、モラハラの脅威というのは、凄まじいものがあるのです。
モラハラは、言葉の暴力であるため、女性である妻でさえも容易に加害者にさせてしまいます。
身体的な大きさ、肉体的な強さは、関係ありません。
そこで、このページでは夫を追い詰める『モラハラ妻』の特徴12選とその対策について書きたいと思います。
モラハラとは
モラハラとは、モラルハラスメントの略で、フランスの精神科医、マリー=フランス・イルゴイエンヌによって提唱されました。
モラル(倫理観、道徳意識)による精神的な暴力、嫌がらせを意味します。
モラハラによって受ける影響は、ストレス、心身症、抑うつ、トラウマ、PTSDなどがあり、身体にまで被害が及ぶことがあります。
ですので、身体的、肉体的な暴力と同じくらい重大なものとして取り扱うべき問題です。
夫を追い詰める『モラハラ妻』の特徴12選
今から、夫を追い詰める『モラハラ妻』の特徴12選を見ていくことにします。
あなたの妻と照らし合わせて、一つ一つチェックしていってください。
途中で気持ち悪くなったり、気分がすぐれない場合、読むのをやめてください。
そのような方は、ほぼ間違いなく、妻にモラハラの被害を受けています。
気分が落ち着いた時に、下の対策を読んで、これからの人生について考えてみましょう。
1.責任転嫁する
モラハラ妻の特徴として、責任転嫁します。
例えば、将来のために夫婦二人で貯蓄する生活をしていたとします。
モラハラ妻は、自分は服にバッグに浪費しているにも関わらず、夫の数百円のランチ代にケチをつけます。
『お金が貯まらないのは、あなたのランチ代の責任!!』と、自分の服やバッグ代は棚に上げて、すべての責任を押し付けてきます。
このような妻は、聞く耳を持ちませんので、何を言っても無駄です。
右から左に聞き流してしまいます。
2.謝罪しない
モラハラ妻は、罪悪感を持たず、責任をすべて他人のせいにしますので、謝罪することがありません。
何をしても、決して謝りません。
それどころか、逆に謝罪を要求されることもあります。
例えば、ソファに座っていた夫の足が踏まれたとします。
ふつうであれば、『ごめん、大丈夫?』となる場面です。
ですが、モラハラ妻は『なんでそんな場所に足があるの?!転んだら大変じゃない!!謝って!!』となるのです。
3.内弁慶である
モラハラ妻は、家庭内と外では性格が違う特徴があります。
家庭内では、威勢がいいのに、外に行くと途端に良妻を演じることができます。
そのため、ママ友や義両親の間からは、すこぶる評判が良く、家庭内でモラハラ妻と化している姿はまるで想像できません。
妻のことで相談しても、夫婦喧嘩として片づけられ、『夫がしっかりしないと!』と注意されることすらあります。
4.プライドが高い
モラハラ妻は、プライドが高いことが多いです。
プライドが高いですので、何事においても夫よりも優位に立とうとします。
例えば、夫が子供に算数の勉強を教えていたとします。
そこに入ってきて、いかに夫の教え方よりも自分のやり方の方が優れているのか伝えます。
しまいには、夫に勉強を教えてもらっては、頭が悪くなると子供に言い聞かすのです。
この場合、自分の方が勉強ができるというプライドが、夫を精神的に傷つけてしまっています。
5.夫の価値観を批判する
たとえ夫婦であっても、二人の価値観がまったく同じであるということは、珍しいです。
ですので、相手の価値観を認めることが、うまくやっていくコツだったりします。
しかしながら、モラハラ妻は、認めるどころか批判することに徹します。
『なぜ、そんな考え方なの?!あなたは間違っている!!』と、自分の価値観こそが絶対であるとします。
例えば、夫は家族のためを思って、日ごろから家には早く帰るようにしているとします。
しかしながら、妻はもっと残業をして、給料を増やしてほしいと思っていたとすると、『夫は家にお金を入れるのが第一!なんで、こんなに早く帰ってきてるの!!』となります。
夫の家族の事を思ってという価値観が、認められることはありません。
6.『男としての器が小さい』、『男のくせに』など性別によって、役割を押し付けてくる
モラハラ妻は、男尊女卑の社会に不平・不満を持っていることが多いです。
そのため、事あるごとに女性の権利を主張してきます。
それでいて、夫に対しては男女平等ではない扱いをしてきます。
例えば、夫の誕生日プレゼントはなしで、自分の誕生日プレゼントは高級バッグを欲しがったりします。
『え、自分は何ももらっていない』と夫が反論すると、『そんなこと言うなんて、男としての器が小さい。』、『男のくせに、誕生日プレゼント欲しかったんだ(笑)』と、性別によって、役割を押し付けてきます。
7.嘘付き
モラハラ妻は、罪悪感を持たないので、嘘付きである特徴もあります。
嘘を付いても罪悪感がないので、自分の都合のいいように話を変えます。
そして、自分を夫よりも優位に持っていくのです。
つまり、嘘を付くのは、夫に精神的なダメージを与えるためであり、その手段として使っているということです。
8.家事のやり方について、細かい文句を言う
モラハラ妻は、家事のやり方について、とても細かく文句を言ってきます。
『掃除する順序が違う!!』、『キッチン周りが汚い!!』、『洗濯物のしわがひどい!!』、『味噌汁が濃すぎる!!』など、自分でわからないような細かい部分にまで腹を立ててきます。
注意するだけならまだしも、暴言を吐いたり、手を出してくる妻もいます。
そのような妻は、怒ることが目的となっており、どんなに完璧に家事をこなしてもモラハラが止まることはありません。
9.やられたら倍返しする
モラハラ妻は、プライドが高いため、やられたことはやり返す特徴があります。
それも、2倍、3倍にしてやり返そうとします。
自分の優位性をアピールするのです。
もしも夫が待ち合わせに5分遅れたとするならば、次の時、モラハラ妻は10分、15分遅れてきます。
もしくは、5分遅れたことに対する罰則として、3万円の服を要求するなどの方向に行く可能性もあります。
いずれにせよ、やられたら何倍にもして、やり返すのがモラハラ妻の特徴です。
10.他人の幸せが大嫌い
モラハラ妻は、他人の幸せが大嫌いです。
ママ友が二人目の子供が出来て幸せ、友達の夫が出世した、宝くじが当たったなど、他人が少しでも幸せだとイライラする傾向があります。
ひがみ、妬み、夫にそのイライラをぶつけます。
他人が幸せなのが許せないというスタンスでイライラをぶつけてくるのではなく、夫の何気ない仕草や行動が許せないといった、違った理由で怒ってきます。
これは、他人にひがみや妬みを持っている自分が許せないのでしょう。
夫としては、訳がわからず怒られるのです。
11.ストレス解消方法がない
ストレス解消方法がある妻は、夫に言葉の暴力を浴びせる前に抑えることができます。
例えば、スポーツや友達と遊びに行く、甘いものを食べるでも何でも構いません。
ストレスが溜まったら、解消できれば、また元も生活に戻ることができます。
しかしながら、ストレス解消方法がない妻は、どんどんとイライラが募っていきます。
そうなると、発散先は夫であることが多く、モラハラ妻になってしまうのです。
12.夫を孤立させる
モラハラ妻は、夫を孤立させる特徴があります。
『仕事が早く終わったからって、早く帰って来ないでね!』、『私の部屋には絶対に入らないで!』、『あまり私に話しかけないで!話さなければいけないことは、私から言うからそれまで黙ってて!』など、言葉の暴力を浴びせてきます。
そのような両親を見た子供は、母親>父親の力関係であることを悟り、父親の味方をすることはなくなります。
それどころか、母親>子供>父親の構図になっていくことが多いです。
最悪の場合、母親>子供>ペット>父親になっている家族も少なくありません。
モラハラ妻への対策
モラハラ妻への対策は、大きく分けて3種類あります。
それは、モラハラ妻を変えるか、自分を変えるか、離婚するかです。
そのどれも、並大抵のことではありません。
ですが、対策を立てなければ問題が解決されないのもまた事実です。
ということで、3種類の対策を順番に見ていくことにします。
モラハラ妻を変える
モラハラ妻を変えることは、この中で最も難しい対策だと思います。
妻が何歳かにもよりますが、大人になった女性の性格を変えることは、非常に難しいです。
自分が病気になったり、誰か大事な人がなくなったり、人生観を変えるような出来事がない限り、人は変わりません。
小手先の手段として、妻の両親に相談する対策もありますが、それでモラハラがなくなる可能性は低いでしょう。
一時期は、大人しくなる可能性もありますが、少しの時間が経過したらまた元のモラハラ妻になっていることでしょう。
ストレスを解消する趣味を持たせるという対策もあります。
妻がモラハラをするのは、ストレスを他で解消しきれないからという原因を趣味で解消させる作戦です。
これは、妻が趣味にはまり、継続できたのであれば一定の効果があるかもしれません。
ですが、夫が趣味を勧めて、ハマることはあまり考えられないですし、やめてしまえば、また元のモラハラ妻に逆戻りです。
その辺りを、どのようにうまく持っていくことができるのかがポイントです。
このように、モラハラ妻を変えるということは、非常に難しいです。
何をしたらいいのか、明確な対策がある訳でもありません。
ですので、どうしてもモラハラ妻を変えたいという意志がある夫以外は、下の対策を取ったほうがいいでしょう。
自分を変える
人を変えるよりも、自分を変えることの方がかんたんです。
今、我慢してモラハラ妻の攻撃に耐えているのでしたら、それを少し変えればいいのです。
そうすことによって、精神的な暴力を受けずに済んだり、気持ちが楽になる可能性があります。
適当に流す
妻のモラハラを適当に流すことによって、精神的ダメージを和らげる対策があります。
決して、熱くなったり、否定してはいけません。
そうすると、妻のモラハラ攻撃はヒートアップしてしまいます。
それを避けるために、適当に聞き流すのです。
注意点としては、妻には、しっかりと聞いているように見せかけるのです。
なぜなら、適当に聞き流していることがバレたら、それもモラハラの過熱につながる可能性があるからです。
スルースキルに関しては、『看護師の転職冒険期』の『スルースキルで一気にストレス解消』が参考になります。
妻を可哀相だと思う
妻を可哀相だと思うことによって、ある程度のモラハラに耐えられる可能性があります。
ポイントは、妻と同じ土俵に立たないことです。
少し離れた場所から、第三者視点で自分達夫婦を達観できるようになれば、自分の事を他人事として捉えられるようになります。
妻と物理的な距離をとる
妻の近くにいるので、モラハラの攻撃を食らってしまうのです。
ですので、なるべく物理的な距離をとるようにしましょう。
帰る時間を遅くしたり、休日は理由を付けて出掛けるようにします。
そうすれば、モラハラ妻から被害を受ける機会が減少します。
離婚する
モラハラ妻の対策として、離婚する方法があります。
モラハラは、民法770条1項5号の『その他婚姻を継続しがたい重大な事由があるとき。』の原因で離婚できます。
ただし、妻がモラハラを認めていない場合、その証拠が必要です。
慰謝料請求を考えている時も、証拠を集めなければなりません。
例えば、以下のようなものです。
- 暴言をICレコーダーで記録する
- メールやLINEでのモラハラであれば、それを写真撮影しておく
- どのような内容のモラハラを受けたのかメモする
- 心療内科を受診し、医療記録を残す
離婚することは、容易なことではありません。
子供のこと、財産分与、社会の目など、あらゆることを考えなければなりません。
それに、そうかんたんに妻が離婚してくれるとも限りません。
ですので、離婚を考えている場合、モラハラの証拠集めはしっかりと行ってください。
モラハラと、さらに浮気の心配がある場合は探偵事務所に相談しましょう。
浮気が判明したら、慰謝料の額が変わってきます。
モラハラだけの場合は、弁護士や離婚サポートに相談しましょう。
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