別れた既婚女性に合鍵を作って家に侵入されストーカー被害を受けた話です。
この話を提供してくれたのは、栃木県鹿沼市在住、36歳、製造業勤務の男性です。
今から15年ほど前の出来事で、まだ20代前半の時だったようです。
知らない間に合鍵を作られていたというのは、非常に怖いことです。
合鍵があれば、留守中に自由に家を出入りされてしまいます。
この女性との出会いから、ストーカー被害を受け、その後、どうなったのか詳しく見ていきましょう。
別れた既婚女性に合鍵を作って家に侵入されストーカー被害を受けた話
食品会社に勤めていた当時、1人の女性と出会う
15年ほど前に勤めていた食品会社でのことです。
その会社は、回転寿司のチェーン店等の飲食店で使用されている、厚焼き玉子を製造していました。
部署は仕込み、商品製造、カット整形、梱包発送と大きく分けて4つあり、自分はそのメイン部署の製造で仕事をしていました。
仕事中は他の部署との関わりは殆どなく、日に1~2度ほど製造している商品の状態などを軽く報告しにいく程度なので他部署の人との交流は少なく、休憩時間中も会話する人間は同部署の人間同士になりがちでした。
そうした毎日の中、梱包に一人の女性が入社して来ました。
その女性は細身でスタイルがよく、目鼻立ちもはっきりとした綺麗な人でした。
カットや梱包は殆どが女性で構成されていており、年齢も10代から70代までと幅広く、人数も2つの部署で併せて30名程です。
その女性社員の中でも新しく入ったこの女性は、その容姿からか一際目立つ存在で、直ぐに会社内で話題になりました。
自分の部署でもその話になり、気になっていたのですが、別部署なので中々会うことができず、初めて会話できたのはその女性が入社してから二ヶ月程経過した頃でした。
毎回のように梱包に製品の状態を報告にいったら、その女性が対応してくれて、始めて話をすることができました。
会話と言えるようなものでもなかったのですが、その時の印象としては、落ち着いた声をしていて丁寧な対応でその容姿もあり、魅力ある大人の女性といった感じでした。
それからはちょくちょく報告で顔を合わせるようになり、その時に軽く仕事以外の言葉を交わすようになりました。
休憩時間も同じ時間帯の時も頻繁にあり、そこでよく話をするようになっていました。
話をしているうちにわかったのは、当初の落ち着いたクールなものではなく、年相応の明るい女性でした。
仲が深まり、一線を越えた関係になる
当時、自分は21歳で女性は28歳と7歳年上でしたが、話が合わないということもなく、仲は深まっていきました。
プライベートな話もするようになり、わかったのは女性は既婚者であり、子供もいるが旦那とは疎遠になり別居中とのことでした。
旦那は養育費を回してくれることが無いようなので、自分で子供を育てるために働かなくてはいけないとの事で色々と苦労をしているようでした。
そういった点でも相談に乗ったりとしているうちどんどん仲も深まり、二人で会うようになって三ヶ月程過ぎた頃には一線を越えた関係になっていました。
二人で会って同じ時間を過ごすようになり1年が過ぎた頃、突然、彼女の方から旦那と別れて一緒になりたいと言われました。
結婚を断り、関係を断ちたいと言う
しかし、自分はその時まだ22歳で結婚などは考えられなく、更に女性と深く付き合うようになり気付いたのですが、この女性はかなり束縛が強く、昔のことなどを話した時に聞いていたのですが、自分も彼女とそういった仲になってからは朝起きてから就寝までの1日のうちに30以上はメールや電話があり、他にも友達の女性の話やテレビでの女優の事を口に出しただけで人が変わったかのように声を荒げて注意されたり、常にどこにいて何をしているのかを把握しようしてきたりなど、最初のうちはそこまで気に入ってくれてるのかと嬉しさもあったのですが、それが1年以上毎日続いたことで疲れてきてしまったと言う事もあり、その申し出を断りました。
しかし、そこでそのまま終わることはなく彼女は豹変し、私の何がいけないのか、他に女がいるのか等、外だったのですが気にすることなく騒ぎ出したのを見て、これまでの疲れに一気に飲み込まれてしまい、そこでそのまま関係も絶ちたいと告げ別れることにしました。
携帯の履歴画面には、その後も延々と彼女の名前が表示されていましたが、一切応答することはしませんでした。
家に封筒が届く
程なくして彼女は会社を辞めて、自分もほっとしていたのですが、それから数日して家に封筒が届いていました。
差出人が表示されてなかったのですが開封して見たら1枚の写真があり、そこに写っていたのは彼女とその幼い子供でした。
写真には文字も書いてあり「パパ早く帰ってきてね」とありました。
勝手に合鍵を作られ、夕飯を用意される
それからもそういったことは続き、ある日帰ったら夕飯が3人分用意されてました。
自分の好きなビーフシチューが用意されていて、傍らには「食事は家族と一緒に摂るもの。他の誰かとは許さない」と。
家の鍵を渡したことはなかったので、勝手に自分で作成して家に上がりこんでいたようでした。
警察に相談する
流石に身の危険を感じ、彼女のそういった行動を証明できる送られてきた写真等の郵便物や上がりこんだとされる痕跡なども残しておき警察に連絡しました。
捜査がなされ、取っておいた証拠もあり、彼女の犯行だとされて警察のほうで処理されることになりました。
今では何事もなく毎日が過ごせていますが、あれ程の体験は二度と経験したくないと思いました。
管理人の解説
ストーカーに合鍵を作られた可能性があるのであれば、まずは鍵の交換をしたほうがいいでしょう。
できれば電子錠の設置がオススメです。
電子錠であれば再び合鍵を作られる心配はありません。
ただ、鍵を交換したからと言って、もう安心とはなりません。
別のストーカー行動を起こしてくる可能性が高いです。
警察に相談するのが筋ですが、証拠がなければ、警察は動いてくれません。
そうなってくると、また怯えて生活を送らなければなりません。
ですので、まずやるべきことはストーカー被害を立証することです。
そのためには、探偵事務所に調査を依頼するのが一般的です。
ストーカー被害で自分にできることは、限られています。
被害が拡大する前にプロに相談し、最小限の被害に抑えましょう。
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