車にメッセージの紙や200件以上の非通知電話のストーカー被害に遭った体験談です。
この体験談を提供してくれたのは、埼玉県所沢市在住、53歳の女性です。
職業はフリーランスで、当時は不動産売買の営業をしていたとのことです。
最初は犯人が誰なのか、まったくわからなかったようですが、意外なところに手掛かりがありました。
一体、誰がストーカー行為をしていたのか、詳細を見ていきましょう。
車にメッセージの紙や200件以上の非通知電話!ストーカー被害
当時の生活
私がフリーランスで仕事をするきっかけになったのが、ストーカー被害でした。
今から四年前、まだ不動産売買の営業をしていた頃の事です。
その頃は私も離婚を経験し、一家の経済を担う事と子供を大学進学させ、その子の卒業を目標にがむしゃらに働く事で精一杯の毎日でした。
働いているから職場でたまに慰労会等の宴席もありましたが、ほとんど参加せずに過ごしておりました。
忘年会に参加する
が、ある年の忘年会は社内の空気もあり、参加する羽目になったのです。
その宴席はなんとか上手く切り上げる事が出来たものの、なぜか営業の仲間だけで二次回に行くとの事が決まっていて、女性は私ひとりきりでしたが、「若い娘でもないのに一緒に行ってもつまらないでしょ。」と私なりに上手にお断りしましたが、酔った男性達には「若い娘でも私みたいな熟年でも構わない。」みたいなセクハラ文言を羅列させながら、営業仲間皆でオカマバーへと向かいました。
そこではとても楽しく過ごせたのですが、営業の男性1人だけ悪酔いしたのか酒乱なのか、私に対する意地悪のような行為を始めました。
暗がりなので、私が嫌がっても周りの皆は気がつきません。
気がついてはいてもその場の雰囲気で、笑いさえ漏れている様子。
そのうち、その男性は女性の足の匂いを嗅ぐのが好きだとわめきながら、私の履いていたハイヒールを脱がせて私の足の匂いを嗅ぎ始めました。
周りから見ると私は逆さ吊りになった形でした。
苦しくて、悲しすぎて、涙も出ないくらい辛い時間でした。
解散になったのは外も明るくなる頃。
私のスーツは汚れ、少し破けた状態でしたが、冬でしたからコートを着て何事も無いように帰宅しました。
車にメッセージの紙が置かれている
それから、お正月が明け、年始の出勤の日から私の日常に異変がおこりました。
というか年末から異変らしい兆候があったのです。
というのは、私の乗る自家用車兼営業車のフロントガラスに、ワイパーに挟んでメッセージが入るようになったのです。
内容は『笑顔が好きです』や『華麗な足ですね』、『善い新年をお迎え下さい』とありましたから、てっきりあの宴席での酒乱男だと思い無視していました。
酒乱男に詰め寄る
そして、新年になり出勤した際に「ふざけるのを辞めて下さい。」と詰め寄ると、その酒乱男は自分では無いとの事。
私はあんな事をされたので、その言葉を信じる事が出来ず、毎日睨みつけていました。
しかし、2週間過ぎた頃、酒乱男の様子から本当に彼では無さそうな事がわかりました。
と共に逆に怖くなって来ました。
それなら誰だろう、と。
車のフロントガラスへのメッセージは、相変わらず毎朝入ります。
たまにドアミラーに、私の好きなスイーツが袋に入って掛けられている事もありました。
警察に届け出を出すも…
もしかして職場の仲間では無いのかもしれないと思い、警察に届けを出しました。
しかし、警察は「ご近所さんで思い当たるご友人は居ませんか?」とか、この程度の内容ではストーカーとしての検討がつかないと言われるばかりでした。
気味が悪い日々で子供にも相談したら、「夜中に車を見張ってようか?」と言って見張って居てくれましたが、そんな日は何も起こりません。
非通知の着信電話が入るようになる
家族だけでイライラするうちに、やがて非通知での電話着信が入るようになりました。
非通知での電話はとると無言でした。
本来でしたら非通知電話を受信しなくしたいところでしたが、営業の仕事ですからそんな事も出来ません。
そうして仕事を続けていても4カ月くらいした頃私の営業成績はかなり悪くなり、気持ちも鬱っぽくなってきました。
意外なところで気づく
が、そんなある日、回覧で回ってきた自治会報のメモ書きの文字が、そのストーカーと同じ字体である事に気付きました。
同じ町内会の60代の男性の文字です。
しかし、個人対個人で遣り合う気力は無くなっていましたし、もし違っていたら大変です。
私は直ぐにそれを警察に持って行きました。
警察がやっと動いてくれたのはその時です。
メッセージの紙が100枚近くあり、非通知電話も200件以上になっていました。
私の頭には、既に円形脱毛症がいくつも出来ていました。
どうしてもっと早くに分からなかったのか悔やむところでしたが、被害届も私はガンとして取り下げませんでした。
そのストーカーの奥さんは家を出たと、近所の方が言っていました。
自業自得だと思います。
管理人の解説
車にメッセージの紙や何かイタズラをしていた場合、防犯カメラを設置することで、誰が犯人なのか特定できる可能性があります。
ただし、夜に犯行が行われているのだとしたら、暗闇でも撮影できる機材を用意する必要があります。
設置工事の費用を含めたら、かなりの値段になってしまいますし、必ずしも鮮明な映像を残せるとは限りません。
かといって、自分で見張っていて現行犯で捕まえるのも怖いと思います。
警察に頼りたい場合でも、ストーカー被害の証拠なしでは、なかなか動いてくれません。
そのような時は、探偵事務所に調査を依頼するのがオススメです。
探偵はストーカー対策のプロですので、どのように解決すればいいのか熟知しています。
ストーカー被害を立証し、警察の協力をあおぐこともできます。
他の体験談も読んで頂きたいのですが、ストーカー行動というのは、次第にエスカレートすることが多いです。
そうなると、被害が拡大してしまいます。
そうなる前に、早めの対策を取りましょう。
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